20180929

今日はずっと、「それ以上でもそれ以下でもない」という言葉が頭にあった。

 

誰かに言われたわけじゃない。

どこかで耳にした訳でもない。

ただ、なんとなく、ずっと頭にあった。


それ以上でもそれ以下でもない、って言葉はなんだか寂しい。「それ」が何なのかも、何を基準とした以上/以下なのかもピンと来ないけど。

ただ、私はこの言葉に諦めとか、無関心とか、他人行儀とか、そんなイメージを持っている。だから寂しく感じるんだと思う。


寂しいけど、結局ちょうど良いのかもしれない。

何事にも、この言葉みたいに距離を取っていた方が互いに傷付かない。変な誤解も、すれ違いも起きない。

 

過ぎたことを悔やんで後ろを見続けるのも、

訂正する為に来た道を戻るのも、

言い方が悪いかもしれないけど、私にとっては面倒で仕方ない。それなら最初から誤解もすれ違いも起き得ない赤の他人で良い。そうすれば何も面倒な事はない。

最近は自分のことも面倒臭い。出来る事なら他人でいたい。本当は面倒だなんて思いたくないんだけど。


我を忘れて夢中になった後で、気付いて、引き返す。


それ以上でもそれ以下でもない


私はこの一言で一気に楽になる。

何も言わずに、距離を保って、第三者のままで、居る。


その繰り返し。

これは、紛れもなく自分に対する諦めだ。